tacktack の ブログ

拓です。今度は少しは長く続くかな。

2016-01-01から1年間の記事一覧

踏み出すこと、踏み出さなくてもいいこと

諸葛孔明は、草案で昼寝をしていた。 天下を三分する夢を見ていた。 気持ちの良い夢だった。 気持ちの良い眠りだった。 気持ちの良い生活だった。 なんとなく、天下を三分することを考えていた。 劉備玄徳さえ来なければ、 そのまま、白昼の夢の中にだけ、三…

よい時、悪い時

よい時もある、悪い時もある。という 今は、よい時か、悪い時か、 それすらわからない。 喜んでいいのか、悔やんでいいのか、 慢心か、慎重か、 それすらわからない。 よいも、悪いも、ない。 ただ、生きている。 自分の評価も、関係がない。 人からの評価も…

信じられない。信じてみよう。信じたい。

疑い続けること、 最悪の状況を想定し対策すること、 それが勝者になる条件だ。 とさ。 僕は人を疑いたくない。 騙されても、そんなに怒らない。 それほど信じていないのかもしれない。 疑いたくないから。 どうやら、信じてもいないみたい。 信じるのは、楽…

大きなのっぽの

古川くん おじさんのともだちさ 100年生でも動いている そうにきまっている。 おじさんの入った部屋で、 最初に話してくれた。 今はもう動かない ああ古川君 なんでも知ってる古川くん おじさんのともだち きれいな彼女に逃げられた その夜は飲んでくれた。 …

逃げるな!という逃げ口上

周囲を、問題に取り囲まれている。 敵なら楚歌も歌うだろう。 問題は歌わない。 よっぽど気味が悪い。 取り囲まれている。 目の前の問題に取り組む。 逃げたい。 活路を見出したい。 目を背けたい。 こっちにも問題がある。 問題は歌わない。 取り囲まれてい…

生業をえて、えて、

「これから工場を建設する土地は、河岸段丘の上で、過去には果樹園だった。 果樹園の前は、桑畑だった。 その前は、よくわからないが、 縄文から平安時代のころには、竪穴式住居の集落があった。 その数万年前は、山が崩れて、堆積して、 大河が土砂を運んで…

根本的なことを問うと、終わらない。

「どうしてこうなったんだろう。」 男性は理屈で理解したがり、女性は目的で理解したがる。 などと言われている。(こどもは女性に近いからオヤジはこどもの心が分からないとも。)らしい、ようだ。 私は理解したい。考えたい。理由を知りたい。 「なんで、…

好きなことをさせてあげようか

「こどもには好きなことをさせてあげたい。」 などと、自分も含めて、親というものは少しは思うものだが、 なかなかその通りにさせることはない。 かくいう私も、息子が「釣りをしたい!」を連発しているにもかかわらず、 条件を付けてみたりして、結局、彼…

どうすれば息子をつり好きに育てられるのか。

つりが好きなお父さんは、こどもをつりに連れ出します。 いろんな理由で。 基本的には 「きっと楽しんでくれるはずだ!」 他にも、 「生き物に触れるのは教育に良い。」 「俺もこどものころから楽しんできた。」 そして、何回かののちに、こどもはついてこな…

「分かり易い」デザイン

分かり易いデザイン、とは、多くの人が共感できるデザインと言い換えてよいでしょう。共感には一時の流行や今の気分などの意味も含んでしまいますが、もっと根源的な、いかなる時代、文化圏の元でも人間が持っている、生きるために必要な感情、と、大げさに…

「深い」の反対へ:誰にでもわかるとは

デザインがわかる、わからない、という話題があります。 先ほど来続く、「深い」もそうですが、「何を言っているのかわからない」「何を意味しているのか分からない」 といったデザインに関する話題です。 わかりにくいデザインとは、私が考える限りにおいて…

「深い」の反対は?

いきなり、濃い話に入ったら、書きにくくなってしまいました。 「深い」について表現する前に、その反対側、描きやすい方について書き進みます。 深い話をすることが難しいと同じように、深い意図をデザインすることは難しいです。デザインすることは行為な…

「深い」意図をシンプルにデザインする

パルテノンがなぜよい建物か。それを説明するためにいろんな角度から考えを整理することにしました。今は「デザインがよい」について、「デザインとは何か」の角度から見ています。 よいデザインには意図があり、それが達成されている。 では、パルテノンの…

「よい」デザインは「よい」結果とは関係がない。

「デザインする」とは、目的達成のために意図をもって行動すること。 「よいデザイン」とは、意図された通りのリターンが得られたデザイン、と書きました。 この意図のことを、「コンセプト」といいますが、この言葉はここでは使わないことにします。 言葉を…

「デザインする」とはどういうことか

いきなりテーマを、「よい建物」と膨らませすぎました。一方で、たくさんのテーマが沸き上がって来たので、しばらく書くことに事欠くことはありません。 「よい建物」の中に含まれる論点を小分けにすることから始ます。 前のエントリーで書いた内容を繰り返…

今まで見てきたなかで、いちばんよい建物は何か

私は、世界中を旅してたくさんの建物を見てきました。それぞれに素晴らしい、価値のあるものでした。 ではそのなかで、いちばんよい建物は何か。 迷うことはありません。パルテノン神殿です。 パルテノン神殿を見て、私の中の「よい建物とは」の答えが定まり…